つぶやくにはながいこと

あたまのたいそう

山吹はオーダー次第では関東大会で不動峰に勝てたのか

 

web拍手「山吹はオーダー次第では不動峰に勝てた可能性はあると思いますか? また、その場合どのようなオーダーでしょうか?」

 

 

 

あの時点での山吹そして不動峰の戦力や状況を考えると、オーダーを変えたところで山吹が勝つ確率は甘めに見て4割だと思います。

 

まず前提として、不動峰にとって山吹という対戦相手に挑むこの試合はリベンジマッチです。試合前の不慮の事故があろうが、その時挑発してきた亜久津が今の山吹にいなかろうが、山吹が自分たちを一度負かした相手であることに違いはありません。負けること、それも理不尽なものに敗北する悔しさ*1を知り、しかしそこから立ち上がることも知っている彼らが、「打倒」とまでは行かずとも、いつもの試合よりも闘志を抱いたであろうことは想像に難くないです。

 

 

 

実際のオーダーを見てみると、どちらのチームのオーダーもいつも通りのレギュラー陣で固めてきています*2。山吹はおそらく今回もくじ引きだったのでしょうがD2が新渡米・喜多、D1が南・東方、S3錦織、S2千石、S1室町、対する不動峰は同様に内村・森、石田・桜井、伊武、神尾、橘のオーダーです。

 

D2の新渡米・喜多vs内村・森はかなりの接戦だったのではないでしょうか。実際のスコアも6-7ですし、体格が似ている固定ダブルス同士の試合、ここは運悪く負けた/運良く勝ったの話だと思います。片方(ニトキタ)に原作での試合描写が無いのでテニミュを参考にすると、ニトキタが忍者とゴリラの作中最強ダブルスになってしまうので今の話は聞かなかったことにしてください。

 

D1、というか相手が誰であろうが(いわゆる「テニヌ」と揶揄されるようなとんでも技を打ち出してくる相手でなければ)うちの地味'Sは勝ちます。千石清純考の中でも触れましたが、都大会の決勝で地味'Sは、前回負かした相手である大石のいる黄金ペアに敗北を喫します。伴爺にも言われた通り、彼らの敗北の原因は実力の不足ではなく精神的な慢心、油断です。彼らの地味さの理由のひとつは堅実さ。堅実な彼らはその後しっかり自分たちを見つめ直し、精神的にも隙の無いダブルスを再構築していきました。心、技、そして両者ともに高身長という恵まれた体格。元々地味'Sは全国区ダブルスに名を連ねる実力者です。石田・桜井ペアだろうが内村・森ペアだろうが、はたまた他のコンビだろうが、敗北を知った地味'Sの二人はこんなところでは負けません。逆に運が無かったのが石田・桜井ペアで、この二人はニトキタと当たっていれば6-3とかで勝っていたと思います。重戦車の石田をオールラウンダーの桜井がフォローし、小柄なニトキタを吹っ飛ばす*3戦法で行けば勝てたのではないでしょうか。今回は相手が悪かった。きっと橘さんも、そう言って石田と桜井の二人を励まし称えたことでしょう。

 

ダブルスはその日のコンディションや運によって2勝できるか1勝1敗となってしまうか、というところでしょう。ダブルスが強いと言われる山吹ですがこれは団体戦、シングルスでも最低1勝は収めなければなりません。

 

錦織の実力は自ら「レギュラー入りできただけで満足」と述べてしまうレベルなので、はっきり言ってしまえば捨てのシングルスです。となると千石、もしくは室町が勝たなければならない。先に室町の話をしますが、公式の試合経験が乏しく、作中でも実力に対するこれと言った描写が無い(≒他の選手に比べると評価は高くない、とします)彼が負けん気の強い不動峰の選手に勝てるとは到底思えません。先述の地味'Sの慢心とはまた違ったメンタル面の問題で、現状の室町が不動峰の選手に勝つのは厳しいでしょう。

 

次に千石です。大事なキャラクターだからこそはっきり言いますが、当時の彼が神尾に負けたのは当然の結果だと思っています。音速弾(ソニックブリット)を見極められたのに身体が追いつかず返球できないというフィジカルの問題。桃城に付けられた黒星をそこまで重くは受け止めず、もしかしたら今回も心のどこかで油断を抱えていたかもしれないというメンタルの問題。相手が伊武なら勝てたのかと問われれば、それもうーん……と唸ってしまうところです。技術面で言えば千石の方が上回っていると思いますが、パッと見の根暗オーラで騙されてしまいますがサマバレのコメントが記憶に新しい彼、伊武の負けん気は相当強いです。もし伊武が千石の「ジュニア選抜」という肩書きを耳にしたら、ビビるどころかぼやきながらも内心闘争心メラメラになると思います。そんな相手にあの頃の千石さんは、果たして勝てたのでしょうか。

 

橘さんに誰も勝てないのは言うまでもないので省略します。

 

 

 

ダブルスで2勝してシングルスで千石が押さえる。乾も説明していた通り、これが山吹の必勝パターンです。しかし同時に山吹の抱える問題点そのものでもあります。山吹の部員数は亜久津を除いて17名*4ですが、1年生の間に部員が辞めた(辞める)可能性を考えると、3年が作中に名前の存在する5名(南・東方・千石・新渡米・錦織)、2年が5名(室町・喜多・ほか3名)、1年が7名(壇・北野・ほか5名)ぐらいの人数比と推測できます。3年は錦織を除く4名がレギュラー、更にその内3名がダブルスプレイヤーです。ダブルスの方は、描写されていないとはいえ現レギュラーの後継となるペアがいる可能性は大いにあります。シングルスで安定してレギュラー入りをしているのが千石・室町ですが、3枠目が確定していないということは彼らの後に続く選手が育成できていない、シングルスの層の薄さの表われに他なりません。先述のとおり実力の安定しない錦織、そして実力はさておき経験不足の室町。彼らに劣るシングルスプレイヤーしかいないというのが山吹の現状です。しかし20年以上に亘り彼らを支えてきた名顧問の伴爺がいるから、これまで山吹中テニス部は安定した強さを誇ってきたのだと思います。きっと現在の3年生が卒業するまでに、後輩である彼らも伴爺の元でより強くなっていくのでしょう。

 

 

 

原作の山吹vs不動峰(あるいは不動峰vs山吹)戦は非常に納得のいく、リアリティのある結果だったと思います。神尾vs千石戦はオールテニプリミュージアムの企画の投票でも、数ある人気キャラの試合を差し置いて19位にランクインするという高評価を得ていました。3rdシーズンの千石役のもりたくんも、今後演じられる可能性が一切無い*5にもかかわらず、自分が演じた試合ではなくこちらの試合に投票していました。千石さんのこと、心から大事にしてくれてありがとう。話が逸れました。山吹中テニス部にとって、それは現在の彼らだけではなく過去の部員たち、そして未来の部員たちにとって、この夏はとても「大きな夏」だったと思います。悲願の全国大会出場、そして強豪の勢いを肌で感じること。3年が引退した後の彼らが、この夏の経験を糧にもっともっと強くなることを願っています。

 

 

 

 

 

web拍手に質問を投稿して下さった方、お題くださいとだけ書き残して寝た私の相手をしてくださってありがとうございました。それにもかかわらず、まさか翌日にあんなこと(SQ本誌)が起きるとは思わなかったので、大変長らくお待たせしてしまい申し訳無いです。

 

こちらのブログのコメント欄も承認制にしているため、昔の記事も含め気楽なコメントなどお待ちしております。非公開希望の場合はその旨を記載していただければ、コメント欄に私からの返信のみを表示させるなど対応致します。多分できるよね?(スパムからしかコメントもらったことない)

 

*1:橘が来る前のかつての顧問や先輩

*2:もっとも不動峰は全部員ですが

*3:この漫画の話で吹っ飛ばすという表現を使うとマジで場外ホームランとかを想像してしまいがちですが彼らがやっているのはテニスなのでこれはあくまでも比喩です

*4:「終わっちまったよ…亜久津」で有名(?)な『Genius273 ベスト8出揃う!!』で17名全員の姿が確認できる(画像参照)ことからも、この数字が亜久津を抜いたものであることが分かります。モブも含めた全部員の姿が作中で確認できるのは、恐らく山吹中テニス部だけではないでしょうか。

f:id:sdppp:20171111225809j:plain

*5:他校同士の試合

なぜ「ニトキタ」がグッズ化されるのか

 

正式タイトル:なぜ山吹の元祖ダブルスと言っても過言ではない地味'Sではなくニトキタの方からグッズ化されるのか

 

 

 

タカラトミーアーツから発売されている「ぴた!でふぉめ」シリーズの缶バッジから、テニスの王子様の第2弾が発表された。新テニアニメ公式のアカウントがツイート用の画像に採用したのは、山吹中の新渡米と喜多(以下ニトキタ)のダブルスペアの缶バッジ用画像だった。新渡米稲吉と喜多一馬。他ジャンルのオタクからすれば、今一つピンと来ないキャラクターの名前だろう。テニスを自ジャンルとしている人間でも、それまでは原作と呼ばれるメディア*1をまあまあ読み込んでいる人間でなければピンと来ない人も少なくなかったであろうニトキタペア。しかし彼らは2年前の冬に、突如*2テニミュの世界に姿を現した。

 

 

 

結論から述べてしまえば、現在こうしてニトキタのグッズが発売されるようになったのは、3rd山吹の彼らの勢いが間違いなく作用している。始まるかと思いきやページを捲った瞬間に終わっていた試合*3テニミュ3rdが試合としての描写を与えただけでなく、原作やゲームの数少ない設定を掻き集めて彼らが表現してくれたニヒルな先輩と元気すぎる後輩のセットはキャッチーで、テニミュ初登場のキャラクターを後の作品も含め何人か登場させている3rdシーズンの中でもセンセーショナルだった。特に青学8代目時代の3rd喜多のグッズは、原作ではモブ同然というのが信じられないぐらいの人気を保っていた*4

 

2次元のニトキタが最初に単体(厳密には単体ではないが)での商品化を果たしたのは、今年の3月末に発売されたイースターシリーズだった。あまりグッズ化される機会のない六角の天根ヒカル*5がメンバーの中に含まれているのも十分めでたいことだったが、それ以上に原作でまともな試合描写や目立った出番もないニトキタがグッズとして、それも新規イラストでの発売が決定したのは兎に角どえらいことだった。このタイミングでグッズ化されるニトキタ。テニミュのお陰と言わずして何と言おうか。100%テニミュのお陰ではないかもしれないが、それでも彼らが今のテニスの王子様の流れに新風ならぬ「一陣の風」を巻き起こしたことには違いなかった。

 

 

 

ニトキタの新規グッズの画像に釣られて、ぴた!でふぉめの缶バッジ第2弾のページにアクセスした。ニトキタのいる山吹だけでなく、普段商品化される機会の少ない不動峰聖ルドルフ、六角も含めた各校から一組ずつダブルスペアが缶バッジになっていた。最近の各校万遍なくグッズを出す傾向はとても有難いし、どんどん新しいグッズが「新しい*6」キャラクターとともに発売されるテニスの王子様の世界の奥深さを感じる。ある意味ではグッズのローテーションのマンネリ解消とも取れるが。

 

ここでひとつの疑問が浮かび上がった。今回の缶バッジはダブルスペアシリーズだが、山吹にはもう一組、原作でも歴とした描写の試合を持ち、新テニのU-17合宿メンバーにも選出されている強豪ダブルスペアがいる。南と東方の地味'Sだ。各校から一組ずつダブルスペアが選出されるなら、順当に行けば地味'Sがその枠に収まっていた筈だ。しかし今回、あるいは「今回も」グッズ化されたのは地味'Sではなくニトキタの方だった。何故なのか。以下にその理由を自分なりに考えたものを挙げてみた。

 

 

 

①キャッチーなキャラクター性

 

先述の「ニヒルな先輩と元気すぎる後輩のセット」の他にも、彼らは彼らを彼らたらしめる決定的な特徴を持っている。葉っぱと渦巻だ。先輩の新渡米は綺麗に切り揃えたおかっぱの頭頂部から双葉を生やしている。後輩の喜多はその双頬に赤く色づいた渦巻模様を持っている。テニスの王子様をよく知らない人がこの二文を読んだら「テニス漫画にそんな人類が登場するなんてありえないだろ」と思われるかもしれないが*7、彼らは本当に書いたままの外見をしている。どこからどう見ても葉っぱと渦巻なのだ。

 

地味'Sとニトキタが実在したとして、確かにニトキタの葉っぱと渦巻は現実では「異常」であり目立つ。しかしその異常を排除(存在感を現実ベースに戻)した時に、実際に目立つのは高身長ペアであり作中の作画から顔立ちも共にそこそこ整っている思われる南と東方の方だろう。彼らは彼らのいる世界が漫画という2次元であったが故に、「地味'S」になってしまったのかもしれない。

 

ここでニトキタをグッズ化という表舞台に立たせたテニミュのニトキタのいる3rd山吹の彼らの比較をしようかと思ったが、彼らは全員顔が綺麗だったので大した比較にならなかった。

 

 

 

②話題性

 

再三書いているとおり、彼らの原作での活躍を端的に言い表すなら「モブ同然」。テニスの王子様には、原作での活躍の割に人気を誇る財前光*8というキャラクターがいるが、ニトキタのそれは彼の比ではない。財前は一応試合をしている*9が、ニトキタはページを捲った瞬間試合が終わる。テニミュで描写が与えられたとはいえ、原作の漫画では試合をしていないも同然なのだ。そんなキャラクターがテニミュという舞台で2.5次元化され、一定の人気を誇り、そしてある意味本来の「彼ら」である2次元のニトキタもある日突然脚光を浴びる。テニミュを観ない、あるいはその情報を避けているオタクはなんで?と不思議がり、テニミュを知るオタクは3rdの流れだ!と目を輝かせる。10年以上の長い月日の間に何度も同じような商品が発売されているテニプリグッズ界にとって、新たな風を吹き込ませる好機がニトキタだった。

 

裏を返せば、それまで鳴りを潜めていたニトキタが単体で商品化されるのは、この機会を逃してしまえば終になかった、なんてことも有り得たのだ。つまり新テニで合宿メンバーに選抜された実績もある地味'Sは、各校からグッズを出す際に山吹の代表として登場する可能性はいくらでもある。現に南は現在開催中のオールテニプリミュージアム(通称おてみゅ)の会場パネルや物販で、他の学校の部長たちと肩を並べている。橘は個人的に有り得るレベルのキャラクターだと思っていたが、正直赤澤・南・葵の新規イラストのアクリルスタンドが今になって発売されるとは思っていなかった。この調子で色んなキャラの色んなグッズが発売されることを願う。

 

 

 

南は部長ということでおてみゅのグッズに選ばれたが、じゃあ東方……は?と思う方もいるだろう。グッズでこそない上にテニミュの話になってしまうが、3rdの東方は3rdシーズンに開催されたDreamLive*10で最も名前を叫ばれたキャラクターと言っても過言ではない。

 

 

(※ドはドリライのド)

 

地味だの副部長は目立ってはいけないだのと口では言っていたが、彼は脚光どころかオタクの視線という名のスポットライトをめちゃくちゃ浴びていた。その上飛び交う「雅美ー!」「雅美ー!」の雅美コール。なんだかんだで地味'Sも、要所要所で見せ場を作っているのだ。いぶし銀の魅力って、わかるかい?

 

 

 

 

 


P.S. 新テニスの王子様RisingBeat(通称テニラビ)への南・東方の実装、アプリのリリース自体がまだですが首を長くしてお待ちしております。

 

 

*1:ファンブック含む漫画媒体のもの

*2:テニミュ山吹公演、新渡米稲吉&喜多一馬がミュージカル初登場 - コミックナタリー http://natalie.mu/comic/news/164900 3rd山吹の当初のビジュアルもニトキタ以外の6人での撮影だったそうです

*3:都大会決勝戦D2の不二河村VS新渡米喜多戦

*4:あくまでも私が目にした範囲の話ですが8代目時代のトップレートが菊丸跡部の二強、次点で手塚、喜多はさらに次点の浮遊層(写真写りやグッズの種類など条件によって上下)辺りにいる一人だったのではないかと思います

*5:今年のバレンタインで1位を取ったキャラクター、と書くと跡部などのキャラクターを差し置いて1位を取るなんて彼もグッズの「いつメン」ではないのか?と思う方もいらっしゃると思うので一応補足すると彼が今回1位を取ったのは特定のファンが大量にチョコを贈ったためです(本人がその旨をツイートしていました)

*6:これまで商品化されることが少なかったという意味

*7:しかしテニスの王子様と言えば今やぶっ飛びとんでも展開で有名なので現在ではあまり驚かれないかもしれませんね

*8:作者ですら朗らかに疑問視するほど

*9:全国大会準決勝D1手塚乾VS千歳財前、ですが実質手塚と千歳の無我使いによるシングルスマッチと相成っています

*10:2016・2017の2回

狐の子は頬白

 

haduki85.hatenablog.com

 

 


実家暮らしの社会人です(自己紹介)

 

元から家族にオタクであることも自分の趣味も隠していないので、オタクの用事で出かける時もほぼ何をしに行くか伝えます。テニミュならテニミュ、即売会なら即売会、フォロワーと会うならフォロワーと会う。そもそも伝えなくても母は私のツイッターアカウントを知っている*1のでバレます。そこからリンクを貼っている当ブログの存在も把握しています。稀に感想を言ってきます。恐怖ですね。8代目卒業TSCPPの大阪日帰りは新幹線のチケットを取ったとツイッターでつぶやいてから数時間後に私の部屋に来て「すーちゃん(にっこり)」と無言の圧力をかけられ「あ、見た?」と正直に白状しました。ツイッターでつぶやかずとも自らグッズを見せびらかすことも多いので、私が各地にユニフォームを着たくまを連れ回していることも、某ICペンギンにキヨスミ先輩の姿を見い出してグッズを買ったり展示を見に行ったりしているという奇行の数々も当然すべて知られています。いぇーいお母さん見てるー!?(こういう時は逆に見てない)

 

 

 

タイトルの「狐の子は頬白(つらじろ)」ですが蛙の子は蛙、オタクの私を産んだ母はオタク*2です。なんなら弟もオタク*3だし、父は家族で唯一漫画とアニメの区別すら付かない人間ですが月一でどっかに車(当然MT車)を乗り回しに行くスピード狂なので本来の(酔狂といった)意味での「オタク」です。前に父も言っていましたが、我が家は人の趣味に寛容な家庭なので、たぶん私は家族がオタクでなくとも自分の趣味を隠したりはしなかったと思います。家族に理解を得られず(または得られないだろうと思って)頑張って隠しているオタクを見ると、他人事ながら大変だなあと空を見つめてしまいます。二段ベッドの上階で山を成している大量のオタクグッズ。机の上で常にラケットを構えていらっしゃる跡部様。時々届く無駄にデカい駿○屋のダンボール。これらを隠せと言われてもそんな場所や知識はありません。

 

みなさんは、親に観劇・若手俳優の応援が趣味と明かしてますか?

親になんて伝える? - 推しをちゃんと推せるように

 

私が若手俳優推していた当時も、 ライブの時は推しのライブに行くと言い、舞台を観る時は推しの舞台を観に行くとはっきり伝えていました。今でもオタクの用事で出かけると伝えるとジト目で見られたり「お金……」とぼやかれたりはしますが。しかし女親が自分と同類だと何かとやりやすいというのはあります。何しろ私が長年テニミュで使っていた双眼鏡は、母が二十歳過ぎの頃にJACジャパンアクションクラブ、現JAE)所属の真田広之を観るために買ったのを受け継いだ物ですから。この双眼鏡は何年経っても同じ用途で使われている訳です。いやあ母娘揃ってレンズ越しにイケメンの姿を追いかけている。地獄ですね。ところが先日ドリライで双眼鏡を使おうとしたところ羽………選手が出演するファン○ジーオ○アイスとブッキングしてしまい、というか13年使ってて今までブッキングしなかったのが奇跡だったんですが、ついに私も自分専用の防振双眼鏡を買いました。防振双眼鏡はいいぞ。母から「来年こそは一緒に行こうね!」とファンタ○ーオン○イスに誘われているので、ドリライかぶらず一緒に行けたら使わせてあげようと思います。本人も心配していましたが壊しそうなので私のいないところで貸せない。

 

出先でアクシデントに巻き込まれるなんてことは稀だと思いますが、過去に推しの舞台を観ている最中に目の前がどどめ色になり救急車で運ばれ母に池袋まで飛んで来てもらったことがあるので、家族が色々と知っている状態でよかったと今になって思います。出先を伏せていたらうちの家族は尚のことパニックになっていたでしょう。原因はただの寒さによる貧血でしたが、ぶっ倒れたのがマチネでソワレは諦めろと医者から言われ(そりゃそうだ)、病院のベッドでしくしく泣いていた私を見かねた母は「お母さんロビーで待っててあげるから観ておいで」と言ってくれました。母と一緒に会場に赴きスタッフの方に事情を説明し(何年も昔の話でスタッフの方も変わっているでしょうし劇場名は出しませんが、くぼたゆうきが出演していたバタフライ・エフェクトの会場スタッフの皆様、あの時は本当に親切なご対応をありがとうございました)、ソワレは何事もなく観劇できました。慌てて出てきたので暇を潰す本すら持っていなかった母は、本当に2時間近くロビーの訳の分からない物販を眺めながら、私が会場から出てくるのを待っていてくれました。自分のことながら良い話だなあと思っていたのですが(倒れた私はクソ)、最近この話をしたら「あの時何を思ったのかってあんたが舞台を観たい気持ちはそこまで気にしてなかったんだけど兎に角チケット代がもったいないなと思って」と言われたので笑いました。

 

 

  

一般的な親から見た時に、娘が「漫画やアニメほか2次元を中心とする作品のオタク」と「アイドルや若手俳優といった実在の人物のオタク」だったらどちらの方がマシなんでしょうか。もちろんグッズを買い漁ったりイベントや舞台観劇に赴いたりという行動のレベルは同程度として。私はどちらも兼ねていた時期がありますが、我が家には上記の出来事だけでなく好きなキャラが死んだ場所で徐に大きなグッズを取り出し「ここで戦極凌馬は死んだの……」と言っても聖地巡礼そのものには引かない母親*4と過去に推しにプレゼントした物が使ってもらえた時に大泣きで報告してもドン引いたり怒るどころか何故か「よかったじゃないか!」と満面の笑みで喜んでくれる父親*5しかいないので、これほど参考にならないサンプルもないでしょう。

 

 

 

母の話をしようかと思ったのですが、エピソードに事欠かなさすぎて長くなりそうなので今回はこの辺で。いつも読んでいる若手俳優カテゴリに一度自分も投稿してみたかったので、それが叶ってよかったです。

 

*1:ヤフーリアルタイム検索で見つかった

*2:LOTRと羽………選手ほか。晴海時代のコミケを知っているので当然即売会の意味も知っています

*3:どうやらと○あきの模様

*4:「ねえすーちゃん早くしてよーお母さん恥ずかしいから離れてていい?」ファン○ジーオ○アイスの会場である幕張メッセ近くで私が取り出したのはゲネシスドライバーです

*5:アパレルではなかったのとプレ自体これも含めて2回しかしたことがないのもありますが。あとこの時父は酔ってた

昨日の青春

 

 

 

私はテニミュに於ける自分の好きなキャラやキャストに「○○、テニミュ、楽しいか?」と訊かれて「テニミュって……楽しいじゃん!!!!!」と心の底から答えられるならテニモンだと思います。私は森田キヨスミに「すーちゃん、テニミュ、楽しい?」と訊かれたら笑顔で「テニミュって……楽しいじゃん!!!!!!!!」と答えられます(後略)

私が思うテニモンの定義 - しがないオタクがつらつらと

 

 

 

チケットの枚数こそ減ったものの、今でも私はテニミュを毎公演欠かさず観続けている。それは「テニスの王子様」という作品のオタクだからであり、2ndシーズンが終わって1st地縛霊としての(自分自身への)遺恨も薄れてきた頃に思った「次のシーズンこそはとりあえず最初から最後まで見届けよう」という小さな決意のようなものを持っているからである。抱えていると言うには軽すぎる、大したことのない思いだ。

 

 

 

3rd六角公演の大千秋楽ライブビューイングを観に行ったことを私は後悔している。テニミュを初めて観てから空白期間も含めて今日でちょうど12年経つが、テニミュを観に行ったことそのものを後悔しているのは現時点ではあれが最初で最後だし、氷帝厨に属するフォロワーが何人もライビュのチケットを手放していた判断を私も信じるべきだったのだとひたすらに後悔した。その後悔は「テニミュ」そのものに対するものよりも原作厨としての怒りの方が強く、私自身も瀕死ではあったが私よりも「ミュージカル『テニスの王子様』が死んだ」と思った。最終的に私が死んだのは、テニモンとしての私が死んだのは、TSC先行で掴んだ立海初日のチケットをあっさり流した瞬間だった。と思う。

 

そもそも3rd関東立海公演のチケットは始めから自分の分として申し込んだものは1枚もなく、チムライ山吹の時に3列目通路を出してくれたフォロワーへの恩返しも兼ねて彼女の希望である初日と大楽のチケットをそれぞれ申し込んだ物だった。彼女は別口でも初日のチケットを当てたので、だったら私が当てた分を引き取ってもいいかと訊ねて譲ってもらった。しかし入金するのをすっかり忘れていた。ご存知の通り立海公演のTSC先行チケットの入金締切日はDL2017の最終日と被っており、横アリ周辺のファミマには同じようなテニモン達が長蛇の列を成していた。ざっと見て30人、1人1公演分の手続きで終わる訳が無い。15秒ぐらい唸ってファミマを後にした。一緒に居たフォロワーにも「完全に(テニモンとしてのすどが)終わったな」と言われたし、自分でもそう思った。ステージに片膝を突き眠るように頭(こうべ)を垂れる3rd山吹と共に、テニモンの私はあの日の横アリで永い眠りに就いたのだ。

 

 

 

観られればいいやという緩い気持ちで探したチケットで観た立海公演は楽しかった。原作を知るオタクとして観に行って楽しめる、いい2.5次元舞台だと思った。東京公演のうちにもう一公演は観たいと思えたので、本公演で初めての当日引換券*1にもチャレンジした。ちゃっかり本公演で初めてのハイタッチまでいただいて、なんだかんだでエンジョイしている。凱旋のチケットも日が近くなったら探そう。照明が見たいので2バルのが見つかればラッキーだ。

 

 

 

テニミュは楽しい。今の私がテニミュを楽しむことができているのは、もりたのキヨスミが私をテニモンに戻してくれた、というと語弊があるが、彼が「(原作厨か否かに関わらず)テニミュを観るオタクとしての視点」をもう一度思い出させてくれたからだと思う。テニモンに戻る前と後では、舞台の見え方がまるで違う。細かい動きやふとした演出の妙に気付くか気付かないか(無駄な深読みとも言う)、この視点が有ると無いとでは舞台を楽しめる度合いが格段に異なる。彼が与えてくれた視点を持って、これからの公演も東京と凱旋の1公演ずつ+αぐらいは通うだろう。会場やそれ以外の場所で会ってくれるオタクとテニスの話の一環としてテニミュの話もするだろう。しかしいくら視点を獲得したからと言って、今の私がテニミュを楽しんでいるのは「テニスの王子様」だから楽しんでいるのであって、テニミュそのものを楽しんでいる訳ではないのだと思う。それでも私は誰かに――この想定し得る「誰か」というのは架空の原作厨や2.5次元舞台に対する下地のあるオタクだが――「テニミュって楽しいの?」と訊かれたら「楽しいよ、観たことが無いなら試しに観に行ってみる価値は絶対にあるよ」と答えられる。

 

 

 

――とまあこんなことを書いたところで、「すーちゃん、テニミュ、楽しい?」と訊いてくれるもりたのキヨスミが私の前に現れることはきっともう無いのだ。それがすべての答えである。

 

 

 

*1:初めての当引は8代目卒業TSCPP大阪(山吹回)

テニスの王子様フライアウェイしすぎ問題

 

prehyou2015.hatenablog.com

 

上記の記事でプリキュアの数字ブログさんが、アニソンの歌詞に「フライアウェイ(fly away)」が含まれているものの年代別検証を行っていますが、その中で私の大好きなテニスの王子様についてこのように触れています。

 

2000年以降のフライアウェイの検索数を押し上げたのが「テニスの王子様」。 2000年以降の「フライアウェイ」87曲中、7曲がテニスの王子様関連の曲となりました。 テニスの王子様は、フライアウェイしすぎなのではないでしょうか。

90年代アニソンの歌詞にフライアウェイ多すぎ問題、その解答。 - プリキュアの数字ブログ

 

 

果たして本当に「テニスの王子様はフライアウェイしすぎ」なのでしょうか。むしろテニスの王子様の「フライアウェイ」している曲はこれだけで済むのでしょうか

 

 

テニスの王子様は、キャラクターソングと呼ばれるものだけで800に近い曲*1を有しています。それ以外の曲(アニメのOPED、ゲームやミュージカル、未発売楽曲など)も含めるとこれまた膨大な数になりますので、今回は発売されているキャラクターソングに絞った検証を行いたいと思います。そのため、上記の記事で「テニスの王子様」の曲として挙げられている7曲のうち

  • walk on/藤重政孝(2002/5/1発売アニメエンディングテーマ曲)
  • ALWAYS/ミュージカルテニスの王子様(2007/12/22発売*2『ベストアクターズシリーズ010 青学三代目レギュラー陣メモリアルEDITION』収録)

は対象外とし、さらに「フライアウェイ」している曲が

  • Free as a bird ~Return to T~/越前リョーマ(2003/3/30発売)
  • walk on(zzz version)/不二周助(2003/7/2発売『eyes』収録)*3
  • FIGHT TO THE END/越前リョーマ(2004/7/7発売『SR』収録)
  • Fly to Tomorrow/真田弦一郎(2005/5/21発売『将』収録)
  • brand-new HEAVEN/青春ソーダ(2009/6/17発売)

の5曲以外に無いかを調べます。歌詞検索サイトですがJOYSOUNDは既に上記のブログで調査済みのため、歌ネット歌詞ゲット歌詞タイムJ-Lyric.netを使用させていただきました。もし当記事で取り上げている以外のフライアウェイしているテニプリキャラソンをご存知でしたら当ブログのコメントやツイッター、またはweb拍手であれば匿名での投稿が可能ですので、お教えいただけるととても嬉しいです。

 

 

 

「フライアウェイ」しているテニスの王子様のキャラクターソング

上記5曲に加え

  • GOOD LUCK BABY/河村隆(2005/10/19発売『GREATEST OVER』収録)

<表記ゆれ>

  • High & Low/知念寛(2014/7/23発売『THE PRINCE OF TENNIS Ⅱ HIGA SUPER STARS』収録) ※ 歌詞に「Fry away」とあり、上記ブログで検証されている「Fly away」とは異なりますが今回は語感を重視するためこの曲も含めます

 

2017年7月13日現在、「フライアウェイ」しているテニスの王子様のキャラクターソングは7曲になります。上記の記事の87曲に2曲追加されるかたちとなるので、2000年以降に「フライアウェイ」しているアニソンのうち89曲中7曲(約7.9%)がテニスの王子様のキャラソンとなります。

 

アニソン自体の分母が27650曲(上記ブログ調べ)でそのうちフライアウェイしている曲が102曲+2曲、アニソン全体で見るとおよそ0.4%の曲がフライアウェイしています。前述の補足のとおり当記事ではテニスの王子様のキャラクターソングの分母を760曲とするのでそのうち7曲、テニスの王子様のキャラクターソングはおよそ0.9%の割合でフライアウェイしていることになります。倍です。

 

他の作品はどうなのかと思いましたが多いものでも「マクロス」シリーズ(作品ではなく全シリーズ通して)が4曲、「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズが3曲*4テニスの王子様を除いた週刊少年ジャンプ作品をまとめても8曲*5とそこまでしてやっと太刀打ちできるレベルなので、やはりテニスの王子様はフライアウェイしすぎのようです。

 

フライアウェイしすぎのテニスの王子様、しかし2009年6月発売の青春ソーダ『brand-new HEAVEN』を最後にキャラソンの方ではフライアウェイ(fly away)していません(知念くんのfry awayも含めるとまた異なってきますが、それでもフライアウェイ率が下がっていると言えます)。テニスの王子様たちは実に8年ほど「フライアウェイ」を封印しているのです。高校生に至っては今のところ誰一人としてフライアウェイしていません。今回対象外としたテニミュの方でも、アンコールソングは英語のフレーズを使用しているものが多いので結構フライアウェイしているのではないかと思いましたが、逆にタイトルに使用している英語のフレーズを繰り返し多様するもの(例:Jumping Up!High Touch!)が多かったためフライアウェイしているものは見つかりませんでした。

 

 

 

テニスの王子様は今後もキャラソンの発売を複数控えています。そしてまだ発表されていないだけのキャラソンも存在することでしょうし、これから先もどんどん新しいキャラソンが私たちのところに届けられるのだと信じています。作詞家の皆様、ここらでひとつ「フライアウェイ」してみてはいかがでしょうか? また、もしかしたらテニスの王子様の曲では「フライアウェイ」以上に多用されているフレーズがある可能性もあります。そういったものを探してみるのも、面白いかもしれませんね。

 

 

 

おまけ:「ファラウェイ(far away)」しているテニスの王子様のキャラクターソング

上記の記事では

の2曲が挙げられていますが、検索している中で

も見つかりましたのでここに挙げておきます。「赤也がTime has comeなんて英語使える訳ないだろ(げらげら)」と馬鹿にしてから9年経ったという事実に驚きが隠せません。

 

 

 

 

 

最後に今回引用させていただいたブログのご紹介をば。

 

prehyou2015.hatenablog.com

プリキュアを見なくなって久しい私ですが、こちらのブログは読者登録しているブログのひとつです。プリキュアを見ていなくても、「昔見ていたおともだち」やデータ収集タイプのオタクの方は読んでワクワクできる魅力的なブログだと思います。ありとあらゆる数字からプリキュアを考察する姿勢は、「愛」という一言では片付けられないもっと深いものを感じさせられます。

 

テニスのオタクで昨年のヒトフェスやチャリティーライブに行った方にはこちらの記事をオススメしたいです。

prehyou2015.hatenablog.com

許斐剛チャリティーライブと同じくDMM VR THEATERで行われたプリキュアイベントのお話です。テニスの王子様やなぎさやほのかやいちかちゃんたちがいるのは学生だから自然なことだけどプリキュアがいる日本ってすごいな……私たちの見てないところでプリキュアが地球を守ってくれてるんだね……。(訳:どの世界もオタクが考えることは同じである)

余談ですが私の好きなプリキュアミルキィローズ*6キュアパッション*7です。

 

 

 

*1:テニプリフェスタ2016合戦にて『Invisible Bandage(2016/6/1発売)』までに発売されたキャラクターソング・先生名義の曲を731曲としており、1年経った今その数はおよそ760曲に達しています。テニプリ公式の曲の数え方がバージョン違い(例:恋風)も含めるのかが分からないため、当記事ではテニプリキャラソンの分母を760曲とします

*2:上記の記事内の表では2013/4/24発売となっていますが、恐らく2nd seasonアンコールソング『WE ARE ALWAYS TOGETHER』(2013/4/24発売)との混同かと思われます

*3:カバー曲ですが収録されているアルバムがキャラクター名義のためキャラクターソングの範疇とします

*4:この3曲というのがいずれも翔ちゃん(友人の推しなので呼び捨てにするのが畏れ多い)が参加している曲なので、果たして本当に翔ちゃんばかりがフライアウェイしているのかなどに関して是非ともうたプリのオタクの方に検証していただきたいです

*5:BLUE DRAGONは漫画原案作品ではないため当記事では除外、遊戯王に関しても週間連載していたものとは別物と考え除外しています

*6:宗教によってはプリキュアにカウントしないようですし放送当時に母も「この子厳密にはプリキュアじゃないよね?」と言っていたのですが私にとってミルキィローズプリキュアです

*7:というかイース様とせっちゃん