テニスの王子様に関するアンケートに寄せられたコメントのご紹介と実施者による後書き

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当記事では、「テニスの王子様の各コンテンツと愛好者に関するアンケート」の最後の設問である自由記述のコメントについて紹介していきたいと思います。一部コメントには私からのコメントを送っています。

 

アンケート総回答者数:2,036名

Q7「あなたから「テニスの王子様」へ一言メッセージがありましたらご記入ください。(※紹介する場合がございます/無記入可)」へのコメント数:507件

 

実に回答者の4人に1人がコメントを寄せてくださいました。これについてフォロワーから「アンケートの回答が2,000人分集まってその内4人に1人がコメントを送ってくれるのってかなり凄いことではないか」とのご意見をいただきました。作品に関わってきた人々の熱量が凄いジャンルということを改めて感じさせられます。


コメントについて大雑把に分類すると、下記のようになりました(複数のタイプに跨がるコメントも多くございます)。

・人生タイプ(亜種:自己形成への影響、行動指標が変わったタイプ)
・青春・実家・原点タイプ(亜種:出戻りタイプ)
・感謝・応援タイプ
・キャラクターに関するメッセージ(亜種:学校コール)
・ジャンルやコンテンツとしての素晴らしさを説くタイプ(亜種:ジャンルへの不安視)
・要望タイプ
・テニモン(テニミュファン)
・新規参入
・昔はファンだった
・その他

それでは早速コメントのご紹介に移ります。

 

 

・人生タイプ(亜種:自己形成への影響、行動指標が変わったタイプ)

人生です

人生である 

人生 

シンプルイズベストシリーズ。それぞれ複数名いらっしゃいました。

テニスの王子様は人生の大事なピースのひとつです。

私の人生を描くにはまず「テニスの王子様」から書き始めるだろう、そう言える位魂に根付いた作品です。

人生を変えてくれてありがとうございます。私が死んでもテニスの王子様は生きていてほしいです。一緒に長生きしましょうね。

思春期前にテニプリを好きになってからアラサーに至る今までのありとあらゆる自己形成の瞬間に影響を与えてくれた、そしてこれからも与えてくれるであろう作品だと思います。何度読んでも観ても聴いてもその度に発見があって、きっと一生大切で大好きな、特別な枠組みです。

 

比嘉中のおかげで琉球文化に興味をもち、方言や民謡などの言語を独学で勉強するようになりました。まさかこのような形で自分の視野が広がるとは思っておらず、本当に不思議な縁だと感じています。テニミュの2ndシーズンの比嘉公演が初めてのテニミュ観劇でしたが、とにかく衝撃的でとても感動したのを覚えています。以降テニミュは毎公演必ず2回は観ていて、Twitterなどネットでの知り合いも増えて毎日たのしいです。原作が、アニメが、ゲーム、ミュージカル、全てに思い出と愛着があります。いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

このコメント凄くないですか!? 比嘉を知る上でうちなーぐちは非常に大きな要素ですし、そこから民謡などにまで興味の幅が拡がっていく。本当にその人の人生を変えていった作品なんだと感じました。

 

 

・青春・実家・原点タイプ(亜種:出戻りタイプ)

私の青春であり、故郷です

高校生の時に部活のメンバー全員ではまり、大所帯で分かれていたグループ(派閥?)がテニプリで1つになりました笑
毎日テニプリの話をしたり技を真似したり、みんなで馬鹿なことをしてました。
テニプリは、単なる大好きな作品というだけでなく、自分にとっての青春みたいなものになっています。

テニプリは人生をずっと青春にしてくれるもの

実家

一度離れてしまいましたが、また戻ってきました。やはり「実家」でした。

18年ぶりにハマったのですが原作もテニミュラジプリも続いているしグッズも新規の物がたくさん出ていて驚きました。

私の原点。あちこちのジャンルを追いかけても、結局帰ってくる場所はテニスの王子様です。

私の青春時代の心のトキメキそのものでした

最近追えてなくてごめん。実家のような安心感が好きだよ。また必ず戻ってくるので、待っててほしい。

最後のコメントの方が戻ってきた時には、きっと不二くんが「おかえり」を歌ってくれることでしょう。ちなみに私も「テニスの王子様は私の青春」タイプです。

 


・感謝・応援タイプ

ありがとう、テニプリ。それに尽きる。

友達に薦められて、好きになったのがリアル中1。そのままどっぷりハマって気付けば30越えてました。人生を支えてくださりありがとうございます。

高校生で原作・アニメから好きになり、一度離れましたが10年以上経ってからテニミュ3rdをきっかけに再びハマって、むしろ昔以上に今は大好きです。テニプリに出戻ってからは本当に毎日が楽しくて、すべてのメディア(原作・アニメ・ミュ・ゲームそして許斐先生)に携わる方々が愛情深くテニプリを盛り上げ支え、私達ファンに届けてくれるのがしっかり感じられる、中々あまり他には無いとても幸せなジャンルだなあと思います。いつもたくさんの幸せをありがとうございますと言いたいです。

いつまでも大切で大好きで原点で頂点で青春です。ちょうど10年前から愛してます。これからもずっと変わりません。
私自身がアニプリが始まったくらいに生まれてて、友達とはそんなにテニプリ関係の話が出来ないんですけど、10才離れているバイトの先輩とかと話が盛り上がったりしてテニプリというコンテンツの大きさを感じます。
テニミュにいくためにオシャレしたり、メイクを勉強したりと自分磨きすることができて恥じない自分を作れました。
色々なことに感謝しかないです。
テニミュの全国立海後編と原画展が全国を回る?らしいので楽しみにしてます。

今までもこれからもテニスの王子様が大好きです。20周年本当におめでとうございます。(以降アンケート実施者への労いのため省略)

私の人生を照らしてくれてありがとうございます。

 

テニスの王子様へ。
あなたのことを思うだけで楽しくなれたりすべてを愛おしく思えたりしたときがありました。今、わたしはテニスの王子様のそばにいられなくなってしまったけれど、あの時間は今もこれからも宝物です。
わたしは変わってしまったのかもしれないね、だけど、生まれ直して人生やり直しても、やっぱりあなたを好きになる気がします。あなた無しでは、今のわたしは無いんだよ。
わたしの人生に、消えないすてきな宝物をくれて、ありがとう。

こちらのコメントは何度読み返しても目頭が熱くなります。

 


・キャラクターに関するメッセージ(亜種:学校コール)

伊武がまた活躍してくれるといいなー。

この伊武くん本人が発言しているかのようなコメント。好きです。

2.5次元化!今日まで小石川健二郎くんのこと好きで良かった!!!!

おめでとうございます!

テニスの王子様は私が人生のドン底にいた時に出会った作品です。
その時の私は未来への希望が全くもてず、これからの日々に絶望しかありませんでした。しかし、テニスの王子様のキャラに出会い、原作を読み、たちまち人生が輝き始めました。私は菊丸英二くんが大好きなのですが、彼の明るさやお茶目さに何度も励まされて支えられてきました。眩しいくらいにキラキラしている彼らを見守ることで、まるで私も共に青春を味わっているような気分で本当に楽しかったです。
ミュージカルにおいても、今まで行ったこともなかった土地に足を運ばせてくれ、新たな解釈も得て、若くてかっこいい男の子たちのパワーも沢山いただきました。
あの頃の私にとって「明日が楽しみ」と思える日が来るなんて思いもしませんでした。本当に感謝しかありません。
テニスの王子様という作品がこれからも永く続いてくれることを心から願っています。テニプリっていいな!

菊丸のキャラソンは元気を貰えるものが多いので私も大好きです。それと私自身も半年前が精神的にどん底だったので解るのですが、「明日が楽しみ」と思えるのって、本当に幸せなことなんですよね。それを与えてくれたテニスの王子様に感謝する気持ちも、とてもよく解ります。

 

2ヶ月ほど前にフォロワーにおすすめされたので原作をまとめ買いしたのですが、あれからここまでハマるとは思ってもいませんでした。原作、ミュージカル、アニメ、ゲーム、キャラクターソングなどと幅広く、すごいコンテンツだなあと思いました。つい昨日新テニをまとめ買い注文したので読むのが楽しみです!天根ヒカルくんの出番と新規絵とダジャレがたくさんあったらいいなあ!!!!!!
私は人前に出ると自分では意識してなくても無表情になり笑顔が上手く作れないのですが、天根ヒカルくんのダジャレを思い出すたびにふふっ…と、笑顔になれるしバイト中キツくてもおかげで頑張れます。原作者について特に関心はないのですが、天根ヒカルくんというキャラクターを生み出してくれたことに感謝したいです。天根ヒカルくん…好きだ…………………………。たとえ次元が違くても存在してくれてるだけで嬉しい…いつもありがとう… 

今回のコメントでひとつだけ選ぶならこちらのダビデへのメッセージです。ダビデのおかげで苦手な笑顔も作れる。優勝。

 

他にも多数のキャラクターへのメッセージがありましたが、何故か幸村くんのファンからのメッセージだけ段違いで重たいので紹介いたします。

私の人生を変えてくれた作品です。テニプリ幸村精市くんのおかげで、離婚と離職のダブルパンチの死にかけだった私がまた生きる意味を取り戻せました。テニプリに出会えて居なかったら、今の幸せな人生はなかったと思います。幸村くんは私が生きる意味そのものです。

昨年ドキサバ実況動画を見て幸村精市くんにハマり全巻読みました。
それから支部を漁ったり原画展に行ったりテニミュに行って、幸村精市役の俳優さんにハマりました。
鬱で人生やめかけてたわたしに生きがいをくれてありがとう。
許斐剛神を信仰します。

(前略)友達は未だに全国立海で幸村様が負けたのか納得いかないと定期的に嘆きます。助けてください。 

幸村精市大好きなのでいっその事私が幸村精市になりたいです(あたおか)

(あたおか:恐らく「あたまおかしい」の略)どうして幸村くんのファンだけぶっちぎりでこんなんなんでしょうか(褒めてます)。ちなみに私も幸村くん大好きです。新テニの徳川ダブルスは涙無しには読めません。

 

 

・ジャンルやコンテンツとしての素晴らしさを説くタイプ(亜種:ジャンルへの不安視)

最強のコンテンツです

メディア展開の複雑化や媒体ごとのキャラの特性、演者や作り手の解釈が入り混じりかつ受け取り手の中でも作品やキャラクターへの概念が固定化されつつあって同じものを見ているのに違う景色を見ているようだな、と思うことが他の作品より多い。ただ作品が長く続いていく上で誰かの思想の器になること、変わり続けること、というのは大きな鍵だと思うのでどれほどの強度の器になるのか楽しみでもある。

色々なものの先駆者であり、永遠に続きそうだと思わせてくれる安心感もあるとても凄い作品だと思います。友達にプレゼンする際、各ジャンルで1つずつ出来そうなレベルで大きいのに、それを許斐先生がひとつにまとめてくださっておてふぇすのような他では有り得ないようなコラボを見ることができるのはテニスの王子様ならではだと思います。テニラビをする度、テニミュを見る度、テニプリが好きでよかったと思えるのはとても恵まれている事だと思います。
個人的な話ですが、本当に死を目の前にしていた時期にテニプリに、最推しの忍足謙也に救われたので救世主でもあります。
これからもテニプリが続きますように。

1人1人のキャラクターの個性がはっきりしていて分かりやすいです。キャラクターが増えすぎて初期メンバーが置いてけぼり&最近は1試合1試合が深堀されず単調になっている・特に目立つことも(技のインパクトはともかく確執など)なく終わってしまうことが少し気になります。

展開を追わなくなってしまったものの、テニプリの印象はずっと【ファンのためにあるコンテンツ】です。これからも様々な展開があるかと思います。テニプリは時代の一歩先を行くイメージもあるので、楽しみにしています。

最早ひとつの文化であるなと感じています。この先、クリエイターの手を離れたとしても育ち続けるコンテンツになったらいいなあ

私自身、無印の原作を読んだ時は「ふーん」で終わったものの、その後何となく二次創作を漁ってみたらいつの間にかどハマりしていたので、二次創作というものの熱量が桁違いなコンテンツだと思います。
なんだかんだで、二次創作で活動する人達の多くが1度はテニプリを通って作品を残してきたからではないかと思いました。

テニプリは大好きですが、新テニのコンテンツを応援しているかと言われれば断言できない状況です。自分の好きだったキャラクターの思考が新テニになってから変わってしまったような気がして寂しく思います。テニプリというコンテンツが、今後も発展することを期待しています。

テニスの王子様という作品は、触れるきっかけとなるコンテンツが豊富なのでふとした瞬間にハマれるところが良いと思います。どのタイミングでハマっても、全部を知らなくても、絶対楽しい。素晴らしい作品です。

正直、原作を知らずに「テニスの王子様が好き」と語る人とは一線を引いています。アニメ、テニミュ、ゲーム、グッズ、イベント…全てを通っている身としては原作があってこそのコンテンツだと思っているのでそこをリスペクトしていない方とは価値が合わないと思っています。
でも今新しい人を取り込むには原作よりも別のコンテンツが重きがありそうですね…正直複雑な心境ですが、どのコンテンツも絶えることなく続いて欲しいと願うばかりです。

 

兎にも角にも20年間に亘って何かしらの公式コンテンツが動き続けているということは本当に有難いことだと思っています。これからも末永く続いてくだされば、と切に願っています。

こちらのコメントは、当アンケートに一番最後に寄せられたコメントでした。

 

 

・要望タイプ(ほぼすべてのコメントを紹介いたします)

テニフェス待ってます!!!!!

男性ファンもいることをたまには思い出してくれると嬉しいです。

最近ではテニミュ会場で男性の姿を見かけることが以前より多くなったように感じます。

あと500年は続いて欲しい

初期校にもファンはいるんですよ。

だいたいは他の方と被りそうなので省略します!正直なところ、次のテニフェスはいつなんだ!?
です。
オリンピック後かな……。

初期校に希望をください

テニフェスの開催をずっと待ってます

 

散らばった情報をまとめて欲しいかな?

こちらのコメントには私も同意です。テニスの王子様は非常に情報量の多い作品であり、作者ですら過去に描いた設定と異なる物語を描くことがあります。キャラクターファンブックの完全版、もうこれを読めばすべてが分かる!という本の刊行を望みます。

 

最近のオールテニプリなムーブがとても好きなのでもっともっとコラボしてほしい!

最強チームの続編を未だに待ち続けてます。

推しキャラまではいかないので、推しキャラがいる学校のグッズの販売機会が増えて欲しい

終わらないでくれ

学プリ・ドキサバ系のゲームまた出して…

次のテニフェスいつですか

 

結局何だったんだ四天王の九州二翼や忍足侑士くんや伊武くんの活躍ください

他にもキャラクター個人の活躍を望むコメントが散見されましたが、こちらのコメントは旧原作読者として頷ける人選だったため公開いたしました。九州二翼も設定だけが宙ぶらりんになっていると感じますし、忍足や千石が日本代表に選抜された意味は一体何なのでしょうか。

 

JOYポ○スとコラボして欲しい

キャラ贔屓するな

学校が沢山あるから仕方がないと思うが格差を作るのをやめてほしい
設定の矛盾を作らないで欲しい
イベントの平等院についての発言のような事を作者が笑っていうのはやめて欲しい

集中・夢中になるには、私個人の問題だけでなく色々難しい所がありますが、最早人生の半分以上一緒に過ごしているので、出来ましたら今後も末永くよろしくお願い致しますと言いたい。
あとはファンの声に応え過ぎず、ブレないで『テニスの王子様』で在って欲しいです……

永遠に続いて欲しいです

 

ネットを通じて海外にもファンがあることを知るようになりました。 テニプリ内需のためのコンテンツだとは思わないでほしいです。 グローバルな作品にはグローバルな品格が必要です。

テニミュでは海外公演やライブビューイングの実施、国内公演でも英語でのチケット販売案内がありますが、確かに原作やアニメの方ではあまり海外向けの展開はなされていませんね。序章は英語版がありますが、新テニの英語版は刊行されているのでしょうか?

 

 

・テニモン(テニミュファン)

テニミュのシステムは唯一無二です。

テニプリ自体は中学生の頃から知っていた程度で長い間離れてましたがテニミュ3rdで突如はまりました。都大会氷帝までしか知らなかったのでテニミュを通してそれ以降を知り、感じて好きになっております。また、テニミュに通うために今年の夏転職しました。土日祝、年末年始、お盆、GWが休みの仕事に。テニミュを好きになってから前向きに日々を生きています。

新テニを読んでるとどうしても全国制覇を目指すあの熱い夏が恋しくなり、それを反芻して楽しめるテニミュというコンテンツに魅力を感じています。役者によって違う物が見れるのでどれも新鮮で公演に行く度好きを噛み締めています。テニミュがもし新テニ軸になったらテニプリから離れるかもしれないなぁと3rdが終わる今ぼんやり考えています。そのくらいあの夏は魅力的なのです。

完全にポジティブな気持ちだけで推しているコンテンツではないけれど、私の人生を彩るという意味では十分すぎるほど関わりを持ってしまった
あの熱い夏を思い起こす役割のある舞台が終わってしまったら、私の夏はどこに行くのだろうか

他設問の回答と合わせて見たところ、テニミュしか観ないテニモンよりも原作ファンのテニモンの方が多いようでした。私自身も3rdシーズンが終わった後の身の振り方は、正直なところ考えないようにしています。

 

 

・新規参入

テニミュからテニスの王子様という存在を知って、アニメでしか原作は追えていませんがそれでもテニプリが大好きです!
原作42巻はなかなか巻数が多くて手を出せませんが、いつかちゃんと読みたいなと思ってます。

ヒント:図書館(私がテニプリにハマったばかりの頃について書いてある記事はこちら

急にハマった身なのですが、作品として常に新しい動きがあり、いつ関わってもリアルタイムでの驚きや喜びを味わえる素敵な世界だなと思います。

今年の春ごろ菅田将暉くんが2週間でテニスを読み切ったとラジオで聴いて、就職活動しながら新テニ既刊まで全巻読破した上で、いつの間にか立海前編に4公演行っていました。

菅田将暉効果、ありました。

 

 

・昔はファンだった

私は今も不二周助のファンです。
でも今の私はそれだけで、テニスの王子様というコンテンツのファンでいられなくなってしまった、と思います。
正確に言えば、私にとっての最初のテニスの王子様はアニメだったので、アニメキャストが関わるイベントだけは今も愛着を持ってできる限り参加しますし、テニフェスやベスフェスが今からあるとしたら喜んで参加して生き生きとペンラを振ると思います。
かつてメインで追っていたアニメ、キャラソンを聞いて考えたことは薄まることはありません。
それらに加えて、二次創作やテニミュ、原作の全ては今も私の中の不二周助を作っています。
でも現在、という言い方であればほとんど関わりがないというのが今の状態です。
もう「コンテンツのファン」には戻れない私は、できることならコンテンツの動きに心を動かしていた1年ちょっと前に戻りたいと思ってしまいます。(以降アンケート実施者への労いのため省略)

少し前までファンでした。当時は1人のキャラクターへの執着が最も大きかったように思います。
現在は自分一人で能動的にテニプろうという状況ではないのですが、ファンだった頃に知り合った方と交流をすることがあり、その際にテニプリが話題となります。人との共通言語としてテニプリがあるという感じです。

切ないです。私も先日、別ジャンルのチケット抽選協力をテニスを通じて知り合ったグループにお願いしたのですが、「みんなジャンルがバラバラになってきたからチケ取り頼み放題だな」「(そういう点も含めて)福利厚生がすごいジャンルだ」とのメッセージが飛んできました。共通言語。まさにその通りかもしれません。

 

 

・その他

細かい話なのですがQ2の選択肢が「立海大附属」ではなく「付属」なのが気になりました。何年たってもそこの表記に敏感になってしまう立海信者です。他ジャンルに浮気しても新テニがご無沙汰でもイベントごとには必ず参加する、許斐先生のおっしゃる通り実家のような存在です。

アンケート実施中にこちらのコメントを拝見したのですが、項目を下手に弄ってエラーが出るのが怖く最後まで「付」のままで実施させていただきました。お詫び申し上げます。ちなみに私はこういった細かいことを丁寧に教えてくれるオタクが大好きです。ありがとうございます。

超次元テニヌすぎて原作はついていけなくなりましたが今でもキャラクターは大好きなので定期的にグッズやキャラクターソングCDは購入します。

大好きで大切な作品ですが次期部長読み切りについては未だに消化不良を起こしています。

テニスの王子様は、誰もが通る道だと昔は思っていました

よく知らないのにずっと気になってるしたまに見ちゃうという訳わかんない推し方をしてますすみません!

とてもいいと思います。

 

原作者のやり方についていけない。炎上案件後も崇拝している人は失礼ながら頭おかしいヤツとしか思えない。けれどやっぱり推しキャラは好きで好きで仕方ないし推しのグッズは欲しくなるから推しキャラのグッズを買う度原作者に金が行くと思うと苦しくなる。地獄のようなジャンル。一種の呪縛。テニプリ、もといテニミュをきっかけに出会えて仲良くなれた人もいるので感謝しています。テニプリほど深くハマると地獄にいるような気持ちになるジャンルはないって思う。 文章ごちゃごちゃですいません。

 

テニスの王子様、ないしは新テニスの王子様のことを愛していると言えたらどれだけ幸せだったでしょうか。テニスの王子様は私の中に深く強く根付き、好きだとか好きでないとかでは表せない事象になっていました。テニスの王子様のファンですか、という投げかけを頂いて、即座に好きだと愛していると言葉にしてやれない事が苦しいです。今私は電車に乗り、帰路に着いているところですが、そんな中で涙が出てきました。もう、私は自分がテニスの王子様のファンかどうか分からないのです。
私は跡部のことが好きです。ただ、今私が跡部景吾を追いかけて好きでいることに「新テニスの王子様」「テニスの王子様」が必須であるか分かりません。
昨今のテニスは一時期よりも「テニスの王子様」「新テニスの王子様」に客を戻そうとする動きがあるように思います。新しい事や様々なものとコラボする事で、かつてテニスのファンだった人に、未だテニス健在なり、と見せているような感じがします。それはジャンルが活発になっているという喜ばしい事だと思うのですが、正直波に乗り切れていない自分もいます。目新しさだけで、はしゃげないというか、供給側から与えられるものに難癖をつけてしまうこともあります。
私が見たいものを押し付けてしまう時点で、既に私がテニスの顧客対象から外れたのかもしれません。好きなはずなんですが、私が追い求めるのは限定された跡部景吾であり、かつて愛した限定されたテニスの王子様の世界なのかもしれません。
懐古主義というのは簡単ですが、私に多分に影響を与えた跡部景吾は、進化し発展していく事を是としていて、私もその志に惚れた筈なんです。
自分の中に息づくその信条と、変化するテニスを一概に愛していると言えない感覚がせめぎ合って、ここ1.2年は曖昧な苦しさを感じています。(以下アンケート実施者への労いのため省略)

 

私の人生を変えたテニプリテニプリの終着点ってどこなんでしょうね。

 俺達はどこへ行くのだろう……(On My Way)

 

 

紹介しきれなかったコメントもひとつひとつ拝読しております。シンプルなコメントから100字以上に及ぶコメントまで、沢山のコメントをお寄せいただき、改めてお礼申し上げます。

 

以降はこのアンケートを実施するに至った経緯、後書き、あるいは蛇足です。

 

 

 

 

 

アンケートの結果発表記事でも少し触れたとおり、私は昨年の夏の一件で非常にショックを受け、一時はテニスの王子様から足を洗う決意をした人間です。似たようなコメントを寄せてくださった方もいらっしゃるように、私も「もうこの作品にお金を落とせない」「それなのになんでこんなタイミングで一番大事な王子様(千石)の指輪が出るんだよ」と千葉の居酒屋で大泣きし、しかし先にテニスを離れた友人から「指輪は買っとけ要らなくなっても定価で売れるから」と助言をいただき、それを最後にテニスの関連商品を買うことはなくなりました。元々持っていたグッズも一部を残し売り払いましたが、原作たる「漫画」の形を成す物、そしてテニミュ関連のものだけは一切手放すことができませんでした。

 

テニスのオタクを(自認として)辞めた後も、テニミュは引き続き観続けていました。3rdシーズンが始まった時に「このシーズンだけは最後まで見届けよう」と決意したこと、そして何より最愛の王子様である3rd千石*1が存在する限り、私は彼がいるこの世界を見届けねばならないと感じたからです。テニモンであることだけは辞められなかったのです。

 

いよいよ発売日が迫ってきたテニプリパーティ。私はあくまでも「テニモン」としてこの本を予約しました。しかし一足先に本を読んだ見知らぬフォロワーから、web拍手に「千石くんの女の子の好みにかなりショックを受けたのですが、すどうさん(※私のHN)はどう捉えるのか気になります」とのメッセージをいただいた私は、咄嗟に通販の予約をキャンセルし最寄りの本屋までチャリをかっ飛ばしていました(詳細についてはこちらの記事もしくは私のプライベッターをご覧ください)。この時の自分を振り返ると、完全にテニモンではなく「テニスの王子様のオタク」に応えるために動いていました。テニミュもテニモンとは言え結局原作厨としての視点から楽しんでいる、千石さんのためにテニラビも走っている、一体私は何者なのか。

 

一先ず悩めるオタクへの返信となる記事(先述)を書き、テニプリパーティの一部ページをじっくり読むことにしました。ここで漸くアンケートの実施を決意するページに出会います。一番最後のページで原作者である許斐氏と拳を突き合わせているのは、漫画(原作)でもアニメでもなく、はたまた主人公の声優の皆川純子さんでもなく、ミュージカルテニスの王子様の現役(阿久津くん)の越前リョーマだったのです。ここで私は、最早原作を読み進めることを放棄したただのテニモンの私が許された気がしたのです。テニミュも「テニスの王子様」を成す立派なコンテンツのひとつであると。しかし私は、既にこの答えに自力で到達していました。

 

それに原作者が「オールテニプリ」を謳い一部のファンからは未だに受け入れられていないテニミュをも「公式」扱いするならば、私の大好きな身長181cm(もしかしたらもっと伸びてるかもしれない)の顔が激カワでどう考えても絶対モテる3rdの千石キヨスミだって公式であり、同様に1stのチョイ老け千石や2ndのアクロバティックきよよだって公式なのだ。オールテニプリを謳うテニスの王子様、その世界には取捨選択の自由がある。

千石清純を愛するこの世の女の子ぜんぶに捧ぐ - つぶやくにはながいこと

 
さらに遡ること2年前、テニプリファンとしての自認をしっかり持っていた頃の私は、悩めるオタクへの返信でこのように述べていました。

 

テニスの王子様のファンを名乗るオタクの中には現在連載されている新テニをまともに読んでいないオタクが一定数存在します。それでも彼女らはテニスの王子様のファンを名乗りますし(新テニを蛇足だと言う人はちゃんと作品を読んだ上での感想・評価なので歴としたファンだと思います)、中には現行の物語を知らないのにテニフェスだけ参加する人や同人活動を行っている人だっています。それでもテニスの王子様の世界では「テニスの王子様のファン」として存在することができます。誰に否定されようと。

web拍手>許斐先生がおごえゆうきくんを「完璧なリョーマをやってくださった」と紹介した時の違和感 ほか - privatter

 

それでいいんです。それでよかったんです。似たようなコメント(コンテンツのすべてを追えてはいないけど、等)を寄せてくださった方が多数いらっしゃるように、テニスの王子様のすべてを知らなくても「オールテニプリ」の中ではファンで居ていいんです。たとえ原作サイドがオールテニプリを謳っても、テニミュが苦手ならそれでいいんです。

 

そしてもうひとつ、私が心から感銘を受けたのが野上祥子氏からのコメントでした。

 

テニプリはこれからもあなたと一緒に歩いていきます、ということを忘れないでほしいです。今現在のファンだけでなく、昔テニプリが好きだったという人も同じです。

テニプリパーティp.151より引用

 

この野上氏のコメントを受け私は、自らがテニスとの向き合い方やオタクとしての在り方に悩んでいたように、そして他にも悩める人がいるように、そういった「テニスの王子様」と向き合ってきたすべてのファンやオタクを肯定するためにこのアンケートを実施しました。私をテニスの王子様と引き合わせた最初の存在である千石清純が「この世の女の子ぜんぶ」を肯定してくれたように、私もテニスの王子様と関わる、関わってきたすべての人を肯定したい。それが一番の理由です。そのため当アンケートにはいずれの設問にも「正解」はありません。回答者の皆様が感じたことがすべてです。 

 

後書きの着地点が分からなくなってしまいました。兎に角そういうことです。何かございましたら当ブログのコメント欄(私が承認するまで非公開設定にしております)や、リンク欄のTwitterweb拍手にてご連絡ください。アンケートを回答・拡散してくださった皆様、そして結果についてご精読いただいた皆様に、心からお礼申し上げます。

*1:千石清純本人については「概念」や神に近い存在だと思っています