つぶやくにはながいこと

私の神様とゴールテープを切るまで

テニスの王子様の各メディアに於けるキャラクター名簿順について

しかし私はテニスの王子様のオタクをまあまあ上がっている人間なので、まだ語れるだろう山吹中氷帝学園の話しかしないし見易い表をわざわざ作ったりもしない。残りのキャラクターやそういう綺麗な発表については、オタクがなんとかしてほしい。

 

 

 

現在(2019年2月14日まで)テニスの王子様はキャラクター人気投票を行っている。私は投票したフォロワーがツイッター連動機能で投稿した時にそこから投票するぐらいのレベルだが、千石清純へ票を投じた時に投票後画面のナンバリングが「62」であったことに気が付いた。登場順にしても新テニの代表選抜順にしてもこれは遅すぎるので何かあるに違いないとアドレスの数字を変えまくって調べたところ、今回の人気投票のキャラクター名簿はおおよそ以下のようになっていた。

 

・大きな括り:青学→不動峰→以下登場学校順

・内部の括り:部長*1→副部長→以下学年順(同学年はアイウエオ順)→監督→学校生徒→家族など学校関係者

・高校生:平等院→種ヶ島→デューク、それ以降は学年不問アイウエオ順

 

何かあると思ったが、基本的にアイウエオ順だったので特に何もなかった。しかし私は過去に感じたいくつかの些細なことを思い出した。アニメのEDで流れる山吹声優のクレジット順がハチャメチャだったこと。テニミュでも山吹キャストのクレジット順がシーズン毎に異なること。そして昔宍戸のオタクが、テニミュ3rdでの氷帝のクレジット順に驚喜していたこと。

 

そこでタイトルに戻る。テニスの王子様の3大メディアに於けるキャラクター名簿(クレジット)順の変遷について、ちょっとだけ考えてみることにした。ちょっとだけなので、山吹と氷帝にしか触れていない。

 

参考:20.5以降のファンブック*2/アニメ(一部)/テニミュ公式ホームページ

 

 

 

山吹中学校

 

20.5時点でのプロフィール掲載順は「千石→亜久津→南→東方→新渡米→喜多→室町→壇」である。法則性を見い出すとしたら学年順。今回の人気投票のように部長・副部長といった役職持ちを最初に掲載している訳ではない。しかしファンブックはアニメのようにただ名前を並べればいいものではなく、プロフィールを掲載するページ数や幅のことも考えなければならない。出番が多い千石と亜久津は2ページ、ダブルスは地味’Sの2人が2/3ページずつ、そしてその下の各1/3ページにニトキタがそれぞれ収まっている。その後ろに室町と壇が1ページずつ。つまり仮にニトキタがどちらも2年生で室町が3年生であったとしても、プロフィールの掲載順は今回と変わらなかったと考えられる。出番を考えれば千石・亜久津の次に多いのが歴とした試合描写のある地味’Sのため、ここは本編での出番+ページレイアウトの都合による掲載順ではないかと考えられる。

 

続いて私がハチャメチャと評したアニメの声優クレジット順。参考にしたのは山吹戦だが、アニメの声優クレジット順は基本的に固定されていない(山吹や他校のみ、またアニメはアニメでも地上波版のみの可能性もあるが)。まず千石がメインを張る43、44話のクレジット順は「千石→亜久津→(南・東方or室町)→壇」。次に亜久津が試合をする45話は「亜久津→千石→壇→室町」。試合を行うキャラが1番に上がること、それだけでなく話によって室町と壇の順序が異なることから、アニメのクレジットは物語内の出番に準拠すると考えられる。しかし少し遡って地味’S戦の41話を見てみると「千石→亜久津→室町→南→東方→壇」となっている。二枚看板と言われる千石・亜久津どころか、自分たちの試合の話にもかかわらず確たる試合描写を持たない室町にまで上を取られる地味’S。なんとも気の毒である。

 

アニメ放映後に発売された40.5。ここでは亜久津の退部が反映され、「千石→南→東方→壇→室町→喜多→新渡米→亜久津」という掲載順にアップデートされている。ページ数は千石が2ページ、南~壇が各1ページ、室町~新渡米が纏めて1ページ、そして最後に亜久津が1ページ。学年順とするなら3人のページと壇を入れ替えるのが妥当だが、そうしなかったのはやはり本編での出番を考慮して配置されているのだろう。もう一つ気になるのが1ページに収まっている3人の順番である。学年順にするなら新渡米がページ内1番手、そしてその後にダブルスパートナーの喜多が入り続いて室町となる。シングルスプレイヤーの室町を先に載せるにしても、その後は年功序列で新渡米→喜多となる方が収まりがいい。しかし実際の順番はこのどちらでもない。もしかしなくてもここはかなり適当に決められた可能性が高い。

 

ここで一度テニミュの話をしよう。1st山吹公演のページを開くと、山吹の欄の先頭に陣取っているのはなんと亜久津だ。ちなみに亜久津が正真正銘の1番手に名前を挙げられているのはテニミュ1stのみである*3「亜久津→千石→壇→南→東方→室町」、この並びは、この時まだ選手ではない壇の名前が先輩の室町よりも先に挙げられるアニメに最も近い。つまりテニミュ1stは最終回と見紛うような演出をしたアニメ同様、リョーマvs亜久津こそが大きな見せ場のひとつとして考え公演へ挑んだのではないか*4

先に軽く触れたとおり、テニミュはシーズンによって山吹キャストの紹介順が大きく異なる。1stでは1番手だった亜久津は2ndではガクッと落ち、1番は1番でも一番最後となる6番目に掲載されている。「千石→南→東方→壇→室町→亜久津」に変動した順番は、1st山吹公演の頃はまだ発売されていなかったファンブック40.5巻の並びに則している。

 

ところがこれも3rdとなると大きく変わる。今回の人気投票を除けば、全メディアの中で唯一部長の南が一番に紹介されているのがテニミュ3rdだ。すると次は副部長かと思いきや、以降千石亜久津と続き、その後に副部長の漸く東方の名前が挙がる。テニミュでは3rdが初登場のニトキタも含めて纏めると、「南→千石→亜久津→東方→新渡米→室町→喜多→壇」。部長が1番目、且つ学年順という法則が見られる。部長の南を始めに据えたのは名案だと思うが、私は亜久津の名前を完全に山吹の中に埋没させてしまったのは悪手だったのではないかと今更ながらに考える。無論、文字や写真の並び順だけで何かが大きく変わるとは思っていない。しかし3rdの亜久津は歴代で一番山吹の他の選手と仲が良い。――とだけ書くとテニミュ未見者に誤解される可能性があるので補足すると、原作の物語に沿ってしっかり演じる公演ではそのような演出や演技は見られない。学校の曲ですら雰囲気が異なるソロパート・他のキャラのそれとは無関係のソロの振付が用意されるなど、誰もがよく知る亜久津仁だ。しかしDreamLiveなどガラコンサートの類いの公演となると、多分歴代一仲が良い。1stではDL2で他の選手に攻撃的な亜久津(特に印象的なのは千石のこめかみにグリグリする亜久津)が見られ、2ndでは大運動会で東方をイジめる(というよりも彼らの場合は笑いを取るための「イジり」を行っている)亜久津が見られる。しかし3rdのガラコン系興行では、この手の描写や演出は見られない。チムライはエモい(解説すると長くなる)がドリライの山吹は2016も2017も ~優しい世界~ という感じなので、もしそれを見た過激原作厨が「いや無理っしょ」となっても3rd山吹モンの私も「正直わかる」としか返せないのだ*5。しかし考えてみてほしい。有り得ない話だが自分が亜久津役にキャスティングされたとして、役名の並びで自分の役が明らかに撥ねられていた場合と、他の役と同じように並んでいた場合の心境を。山吹中テニス部の中の異物ではなく、千石や東方と肩を並べるように、最初から部員として名を連ねているものを渡されたとしたら。3rd山吹がドリライで仲良しなのは公演に関する他の要因もあるというのは山吹モンとしての私見*6だが、やはり亜久津仁という存在を演出するためには、何かしらの異物感が必要である。そのひとつがクレジット順だと私は考える。

 

次いで「新」のファンブックだが、新のファンブックはプロフィールの掲載方法がこれまでとは異なるため参考程度に読んでほしい。まず新10.5で取り上げられている山吹中の選手は合宿に参加している千石・亜久津・南・東方の4名であり、そこから更に東方を除く3名は勝ち組、東方は負け組に分類される。勝ち組内での掲載順は「千石→南→亜久津」のため、40.5の順番のまま抜き取ったと考えていいだろう。次に新23.5だが、今度は数行程度の選手も含め中学生の殆どの選手のデータが載っている。代表選手として4ページ割かれている亜久津、そして本書発行直前に代表入りし1ページ載っている千石を除くと「南→東方(ここまで合宿参加者枠/ここから応援団枠)→新渡米→喜多→室町→壇→錦織」と、錦織が追加された以外は奇しくも最初の20.5の掲載順とほぼ同じである。とはいえ考えようによっては遂に亜久津が山吹の1番手を飾ったとも考えられるので、今後何らかの機会にキャラクターの一覧表が世に出るなんてことがあったら山吹のところだけ私に教えてほしい。 

 

 

 

氷帝学園中等部

 

ファンブックのプロフィール順については滝以外が固定のため、山吹ほど語ることが無い。跡部→忍足→向日→宍戸→芥川(→40.5滝)→樺地→鳳→日吉(→20.5滝)」。20.5では日吉のページに0.4ページほど食い込む形で掲載されていた滝だったが、40.5では日吉の人気が出たのか芥川のページに移動した結果一時的に学年順の並びとなった。新10.5は合宿非参加の滝以外の掲載があり、勝ち組が「跡部→忍足→芥川→鳳」、負け組が「向日→宍戸→樺地→日吉」と、これまでの並びからそれぞれ勝ち組と負け組を抜き取っただけである。新23.5も同様で、代表の跡部と直前に選抜された忍足、向日以下が合宿参加者枠、滝が応援団枠に載っている。

 

テニミュも2ndまではファンブックに則っており、また2ndで新たに加わった滝は学年重視で6番目に名前がある。しかしそれが覆されたのが3rdだった。テニミュ3rdでは他のメディアも含めて唯一向日と宍戸のクレジットが逆転している。他のキャラも含め順番を振り返ってみると、向日は常に忍足の次点に名前があるため、彼らの(漫画の登場人物としての)初戦である関東大会でのダブルスペアとしての連名だと考えられる。対して宍戸は今や鳳とのダブルスペアの印象が強いが、鳳が下の学年のため連名とはならなかった可能性を抜きにしても、そもそも彼はシングルスプレイヤーであり、作中でも初戦と言える試合は不動峰の橘との試合である。そしてその後にリベンジを果たそうと試合を挑むのもまた、滝を相手にしたシングルスマッチであった。忍足と向日が物語の流れの上で*7実質ペアを解消していたとしても今もなおコンビであるかのように選手としての名前を連ねている限り、宍戸はいくらパートナーたる後輩と共に黄金の名を冠する最強ペアに勝ったとしても、永遠にシングルスプレイヤーであるのだ。あったのだ。それを断ち切ったのがテニミュ3rdの氷帝のクレジット順である。忍足と向日の、そして宍戸の呪縛はここで漸く断ち切られたのだ。それはダブルスペアの決別でもなければ、シングルスへの諦めでもない。彼らを一選手として肯定するものである。

――とかなんとかテニモンが騒いだところで、次シーズンがあったとしたらそこではけろっとファンブック準拠の名前順に戻っていたりするのがこの世の常である。それに難しいことを取っ払って言ってしまえば、先述の山吹のような出番順が許されるなら氷帝も「忍足→宍戸→向日」の方がしっくり来るひとも多いのではないだろうか。

 

時間がなかったのでアニメについてはOVA風雲少年のパッケージのみチェックしたが、おそらくファンブックと大差無いと思われる。

 

 

 

 

 

自分以外のオタクが書いた考察とか激重お気持ちブログとか兎に角オタクの面白文章がが読みたくてこの記事を書きました。ネタは提供したので誰か完成版書いてください。

*1:主人公の越前リョーマのみ部長の手塚より先にナンバリングされている

*2:200種類あるミント/桜色缶バッジについては40.5準拠の模様

*3:「正真正銘の」としたのは、後述の新23.5で考えようによっては山吹内1番手であるため。しかし新23.5は掲載が学校縛りではないので、本当に考えようによる。

*4:あえて書いておきますがこれはかつての原作厨としてのテニミュ2ndへの悪口です

*5:しかし私はとある理由(作者への反旗)からあれはあれで「よくやり切った」と誇らしげに思っている

*6:2016は8人で立てる最後のステージ、だった筈が2017への出演も決まりそれはそれで1年振りの8人勢揃いだった

*7:作中の設定ではなく、という意味