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しがないオタクがつらつらと

つぶやくにはながいこと

あなたのわたしの1/800(800分のオンリーワン)

 

先日のテニフェス2016観賞会の後に「自分の1/800(800分のオンリーワン)」を発表しようということになった時、自分の中の真のオンリーワンとして特定の曲を挙げられた人はあまりいませんでした。どうしてもこういうジャンルなら、こういうポイントなら、個人的な思い入れだけで話すなら、と言った具合になってしまい、各々の中に存在する曲の中からたったひとつを絞り込むのは難しいことだと改めて感じました。

テニスの王子様のキャラクターソングは多過ぎて、一曲一曲が持つ意味合いや作られた意義も様々ならば、我々が曲を耳にした時に感じたこと、歌詞を目にした時に感じることも様々です。実際の1/800ランキングでも私達が投票できるのはすべての曲の中から1日1票のみでしたが、テニフェスで発表される時には「ソロ部門」「デュエット部門」「ユニット部門」と歌っている人数によってジャンルが分けられていました。ならば我々もジャンル別でオンリーワンの曲を挙げてもいいのではないか、ということで私の中のあらゆる1/800を書き残しておきたいと思います。

 

 

 

・「個人的な思い入れ」部門

Trial of Luck/千石清純
赤く染める月/切原赤也

Trial of luck テニスの王子様 - THE BEST OF RIVAL PLAYERS VI Kiyosumi Sengoku

Trial of luck テニスの王子様 - THE BEST OF RIVAL PLAYERS VI Kiyosumi Sengoku

 
「テニスの王子様」THE BEST OF RIVAL PLAYERS XXI ~赤く染める月

「テニスの王子様」THE BEST OF RIVAL PLAYERS XXI ~赤く染める月

 

観賞会の時に「初めて買ったキャラソンがこの2枚」と発言しましたが、思い返せばキャラソンどころか初めて買ったオタクジャンルのCDがこの2枚でした。当時赤也と同い年だった私は自宅から数駅離れた駅からさらに15分ほど歩いた場所にあるアニメイトを調べて、入り慣れない雑居ビルの前で5分ほど尻込みしてなんとか2枚のCDを買って帰りました。田舎のアニメイトは雑居ビルにありがち。私がテニスの王子様の世界に来たのは千石清純(の声優)がきっかけですが彼の次に好きになったのが赤也だったので、私が本当の意味で「テニスの王子様のキャラクター」として最初に好きになったのは赤也なのかもしれません。どうして好きになったのかはあまり覚えていませんが、彼も千石さん同様夢小説をめちゃくちゃ読み漁っていました。懐かしい。

 

この2曲も含まれるライバルプレイヤーシリーズは、殆どの他校キャラの最初の一曲なのでハズレが少ないです。ちゃんとテニスをしている中学生プレイヤーの曲だったり、テニス要素が少なかったとしても彼らのキャラクター性を聴き手に感じさせようとして作られているのだなあと感じられます。『赤く染める月』は100曲マラソンの時のキャラソンランキングで総合5位(ソロのみだと1位)にもランクインしているので、多くのファンにとって納得の一曲なのでしょう。という訳で次はテニスの王子様の「キャラクターソング」として素晴らしいと思っている曲をオンリーワンとして挙げたいと思います。

 

 

 

・「キャラクターソング」部門

メテオドライブ仁王雅治(『P』収録) 

P

P

 

単純な曲の出来(カッコよさ)も然ることながら、曲の在り方だけでも仁王雅治のキャラクター性を充分なまでに表現しているし、テニスの王子様のみならず「キャラクターソング」の歴史に残すべき名キャラソンだと思います。メテオドライブとはこれを歌っている仁王の技の名前ですが、そもそもメテオドライブなんて技はテニスの王子様の世界には実在せず、あくまでも乾が病院のベッドの上で見た悪夢の中の仁王が使った技に過ぎませんメテオドライブと同様の技は乾が悪夢を見た後の試合である不二vs仁王戦に登場しますが、それは仁王ではなく彼の対戦相手の不二が披露した「星花火」なので、言ってしまえば仁王本人のテニスはメテオドライブという技に掠りすらしていないのです。しかし他人の悪夢の中とは言えメテオドライブを打ったのは仁王。だから彼は「メテオドライブ」という曲が歌えるのです。この曲の存在自体が彼の二つ名のとおり究極の「ペテン」なのです。実在しない技ですら自らの曲にしてしまう詐欺師(ペテン師)仁王雅治。実際の物語は、星花火を不二が習得しようとしていたことを知っていた乾が深層意識で勝敗を心配するあまり夢の中でそれに近い技を仁王に打たせてしまった、と捉えられますし、またその技によって敗北が決まる仁王の姿はカッコいいとは言えませんが、それをここまでカッコいい曲に仕立ててしまって最高のキャラソンだと思わせてくれるところまでが、彼の「メテオドライブ」というキャラソンであり必殺技なのでしょう。

 

技名を冠するキャラソンに外れなし*1、というのが私の持論なので、柳生のLASER BEAMや大和部長(現在は部長ではありませんが)の幻有夢現なども大好きです。じゃあ技名を冠していなくてもテニスの王子様のキャラソンとして最高なのは?と訊かれて挙げていくとキリがないので、反対にどう考えてもキャラクター性を見失っているにも関わらず個人的には狂おしいほど好きな曲を挙げたいと思います。

 

 

 

・「飛影はそんなこと言わない」部門

好きさ好きさ好きさ/跡部景吾
(海外アーティストの曲をカバーしたザ・カーナビーツ版をさらにカバーしたもの) 

好きさ好きさ好きさ

好きさ好きさ好きさ

 

ヤンデレが好きな私のツボにクリーンヒットなのでiTuneの再生回数が「俺様の美技に酔いな」に次いで2位ですがどう考えても跡部はこんな風にはなってくれない。ならないんじゃなくてなってくれない。以上。余談ですが男ヤンデレが好きということはテニスのキャラソンなら白石の『毒の華』も好きです。

 

 

 

・「インストゥルメンタル」部門

miracle prologue tourのテーマ/幸村精市
(『miracle prologue tour 2011 LIVE at Zepp Tokyo 6.16』収録)

miracle prologue tour 2011 LIVE at YOKOHAMA BLITZ 6.29

miracle prologue tour 2011 LIVE at YOKOHAMA BLITZ 6.29

 

2つ前の項目の注釈で某インスト曲をけちょんけちょんに貶してしまったので、反対に良いと思えるインスト曲を挙げたいと思います。この曲は幸村くんの個人ライブのOPを飾ったインスト曲です。個人ライブはそのキャラクターを抜きんでて好きな人にこそ参加してほしい、という精神に基づいて私は参加しなかった*2のですが、ラジプリのCMでいきなりブラ4が流れたので吃驚したら幸村くんのライブCDのCMだったので慌てて調べたところ恐らくこれだ、となり頭を抱えました。ファンブックの設定それもまさかの好きな曲をピンポイントでしっかり生かしてくれる楽曲スタッフの皆様ありがとうございます。跡部様が個人ライブを開催される際には是非ともタンホイザー序曲のアレンジからのスタートでお願いします。何ならそのままオケ版を流していただいても構いませんがその場合最初の2音で足元から崩れ落ちてしまいます。私が。幸村くんの苦悩を表すような旋律のブラ4*3からライブという楽しいイベントが始まるのがなんともエモいです。この曲だけでもライブ会場で生で聴きたかった。

 

 

 

・「応援ソング」部門
夢の途中/菊丸英二(『SEIGAKU SUPER STARS』収録)

テニスのキャラソンの応援ソング(聴いた人の背中を押す系の曲)だと跡部の『Dream Maker』や白石の『go on』が圧倒的人気を誇っていますが、私はこの曲や同じく菊丸の『ジャンプだホイ』、違う菊丸ですが『チャージ・アップ』*4を聴くと元気が出ます。

 

“ぴょんと 跳ねてみよう
心も弾むかな?
涙 零れちゃってかまわない

そっか 君にも答えがあるんだね
そしたら後で 答え合わせしてみよう”

 

この曲の菊丸は涙を流すことを否定しないし、自分の答え(考え)と他人の答えに違いがあることをそのまま受け入れてくれています。もしかしたら実際の菊丸は自分と異なる考えを聞いたら「えー!俺はそうは思わないけどにゃー」と頭の裏で手を組んでムスッとしてしまうかもしれませんが、様々な意見はありますが「公式」として世に出た作品のひとつであるこの曲の菊丸は優しく背中を押してくれます。もっと個人的なことを言えば、なかなか挫折の多い人生を歩んできた私にとっては曲が始まってすぐのサビの「何回だってスタート切っていいんだよ」が一番心に来るものがあります。 

 

 

 

・「ラブソング」部門
悲しいね…キミが近すぎて/許斐剛

悲しいね・・・キミが近すぎて(DVD付)

悲しいね・・・キミが近すぎて(DVD付)

 

応援ソングと来ればラブソング、ということで挙げましたが果たしてこの曲をラブソングに分類してよいのだろうか。正直ラブソングはオンリーワンも何も個々人の好きなキャラが歌ってる曲がその人にとっての一番なんじゃないか*5と思うのですが、それを言ってしまうとじゃあラブソングの無い私のあの子はどうなるんだ!ともなってしまうので、すると「彼らも漫画の中からキミたちのことを思ってくれているよ」というスタンスのこの曲はテニスの王子様」たちすべてに当て嵌まる、彼らからの究極のラブソングなのではないでしょうか。私がこの曲を初めて聴いたのは初お披露目のヒトフェスの時でした。歌う前に先生が「皆さんの好きなキャラクターを思い浮かべながら聴いてください」というような趣旨のことを仰った気がするので、私はこの曲を自分の最初の王子様である千石さんのことを思い浮かべながら聴きました。千石さんを好きになってテニスの王子様の世界に来たけれど、その後に赤也や氷帝の子たちと出会って彼の元を離れていった私のことを、もしかしたら千石さんはずっと遠くから見守ってくれていたのでしょうか。少なくともこの曲はそう思うことを良しとしてくれますし、またこの曲の作者が漫画の原作者でもある先生ならば、この曲のみならずテニスの王子様という世界は「そう」なのです。ただこの曲も聴く人によって感じ方は千差万別で、ある方は「彼らのいる世界と私たちのいる世界は別なんだと、私たちは結局彼らに近付けることはないんだと優しく突き放されたように感じた」と仰っていました。「王子様」を自分の中のどういうポジションに置いているか、その存在をどういう風に捉えているかによっても変わってくるのかもしれません。話が逸れてきたのでこの続きはまたいつか。

 

 

 

・「ジャンル“テニスの王子様”」部門
Dear Prince ~テニスの王子様達へ~/イケメン侍

Dear Prince~テニスの王子様達へ~

Dear Prince~テニスの王子様達へ~

 

テニスの王子様のキャラソンには、明らかにそのキャラクターや彼らの物語を表現するためのものではない曲、しかし「テニスの王子様」を表す(現す)ための曲がいくつも存在します。ラブフェスやテニプリ☆パラダイスなど色々ありますが、それらの始まりの一曲が、テニスの王子様の最終話に突如現れた歌詞のこの曲だと私は考えています。最終話なのに「会いに行くよ」と歌った彼らは、今でもこうして私たちの傍に居てくれます。テニスの王子様の歴史を振り返ると、この曲は終わりじゃなくて新たなステージへの最初の一歩(一曲)だったのだなあと感じます。あとは「JA○RAC申請中」がネタ的にも話題になりましたね。

 

 

 

・「ジャケットイラスト」部門
Invisible Bandage乾貞治

新テニスの王子様「Invisible Bandage」

新テニスの王子様「Invisible Bandage」

 

ジャケットの一枚絵だけで物語性を訴えてくるものも中にはありますが(最近だと『たとえば今…』など)、そういうのを一切無視して純粋に一目見た時に「なんかすげえ!かっけぇ!」となったのがこの曲のジャケットでした。何かとダサかったりズレていると言われがちなテニスのグッズ然りイラスト然りの中で、良い意味で物凄くキャッチーなイラストだと思います。個人的には単純にカッコいいだけじゃなくてどことなく気持ち悪さが残っている所もポイント。余談ですが不二先輩の『BIG WAVE』のジャケットを見る度に同名のハワイのビールを思い出してしまいます。

 

 

 

・「今後の展望への願いを込めて」部門

Gather/青と瓶と缶

Gather

Gather

 

2016年秋の武道館で千石清純の声を聞いた。(※CD音源)

千石さんに出会って赤也、氷帝、そして跡部へと辿り着いて10年以上氷帝厨雌猫一筋でやってきましたが、その間もずっと、初めて参加したテニスのイベントの100曲マラソンの時からずっと、千石清純の声を当ててくださった鳥海浩輔氏がテニフェスなどの公式イベントに登壇してくれるのをずっと待ち望んでいました。今でも待ち望んでおります。跡部景吾というキャラクターが私にとってのナンバーワンなら、千石清純というキャラクターは私にとってのオンリーワンです。来年公開予定の映画か、その先にあるだろうテニフェスか、はたまたさらに遠くの未知のイベントかは誰にも、先生ですら予測のつかない未来ですが、私はいつの日か必ず、私をテニスの王子様と巡り合わせてくれた声優の方をテニスの王子様のイベントでお目にかかれる日が来ると信じ続けます。

 

 

 

当初想定していたより長い記事になってしまいました。ここに挙げた曲はあくまでも私のオンリーワンなので、画面の向こうで「わかる」と頷いてくれる方がいれば、大したことないオンリーワンだなあと鼻で笑う方がいても当然だと思います。テニスを愛する人の数だけ、オンリーワンが無限に存在します。

音ゲーのリリースも発表されたことですし、皆さんもご自分とテニスのキャラソンの歩みや歴史を振り返ってみてはいかがでしょうか。書き終わった暁には私にもこっそり教えてくれると嬉しいです。お分かりかと思いますが私が読みたいだけです。

*1:ただしインスト曲『破滅への輪舞曲』を除く。輪舞曲は3拍子以外のものもあるようですが跡部の「破滅への輪舞曲」という技は「1.跡部がショットを打つ、2.相手のグリップに当たりラケットを落下させる、3.グリップに当たって跳ねた球を跡部がスマッシュする」という三拍子の技なのに3拍子が一般的な輪舞曲であえてそれを外すことによってキャラクター性まで失わせるという最悪の曲です。それにこの曲のメロディの繰り返し方は輪舞曲じゃなくて遁走曲(フーガ)なんじゃないの……?

*2:私にとっても幸村くんは5本の指に入るほど好きなキャラクターですが、グッズを欲したりというオタク的な愛し方をあまり含まない「好き」なのでライブに参加しようとも自然に感じませんでした

*3:ファンブックで幸村くんが好きな曲にブラームスを挙げたことに対してどうにも納得が行かなかった私はブラ4について調べまくったという過去があるのですが、平たく言うと恐らくこの曲は病床から這い上がり再起を果たした後の幸村くんの苦悩を表しているのでは、と思っています

*4:テニミュ3rd聖ルドルフ公演より

*5:ということであれば私は跡部さんの『理由』、もしくは千石さんの『ちょっとずつ…』(ゲーム「Love of Prince -Bitter-」収録)が好きです。ちょっとずつ…の曲は好きじゃないけど歌詞が最高だから読んで!