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しがないオタクがつらつらと

つぶやくにはながいこと

アニメを見なくなった

アニメを見なくなった。厳密にはアニメを見る本数が減り、6話ほど見た作品でもいつの間にかフェードアウトすることが増え、加えて(私の基準で)俗っぽいアニメ*1を見なくなった。今期、2017年1~3月期で視聴を継続しているのは落語のアニメと将棋のアニメ、この二つは人によっては腐向けだのオサレだのと揶揄してくる部類に入る(視聴している私が女性であれば尚のこと)。他は同じくノイタミナ(笑)と言う人が少なからずいるだろうクズの本懐と、1話を見ただけではイマイチ分からなかったがネタバレを見てこれは面白そうだと2話を見たら主人公が鳥海浩輔(CV悠木碧)だったので視聴を継続することにした幼女戦記と、私の基準で俗っぽいアニメに類するこのすば2期と政宗くんのリベンジだ。このすば相変わらず作画酷いなハハハって笑ってたらOPの作画までかなり溶け気味で流石に制作スタッフの人員とかスケジュールとかを心配した。ガヴリールドロップアウトは2話まで見たが、これ以降はよくある日常系に近しいものになっていくんだろうと、1話のガヴリールの堕落っぷりだけで満足してしまったため視聴継続には至らなかった。うららなんとかも1話だけ見たが、これを見るぐらいならその時間でごちうさきんモザを履修した方がいいのだろうと1話で切った。あとお腹見せ下乳があざとすぎる。

 

上に挙げた視聴中の6作品の中でどれか一つだけ面白いものを選べと問われれば、間違いなく落語のアニメを挙げる。しかし現在放映しているのは2期という続き物なので、1期を見ていなかった視聴者が今期の1話を見てスッと物語に入っていけるかは分からない。あとは将棋のアニメも人物描写や情景描写が好きだ。将棋が分からなくても何ら問題が無いのは、将棋を題材とした作品である以上良しとするべきではないのかもしれないけれども*2。ただこの2つのアニメは、視聴後に「今回も面白かった」とか「来週も楽しみだ」とかそういう感想が浮かびこそすれ、「アニメを見たぞ」という感覚、ともすれば満足感のようなものは得られていないように思う。アニメを見たという感覚。落語のやつも将棋のやつも、動くイラストに声という命が吹き込まれるアニメーションであることには間違いないのだが、この2作品はたまたまアニメとして作られた面白い作品であって(原作は漫画だが)、私にとっては必ずしも「アニメ」である必要性が無い作品なのかもしれない。私がアニメを見るのは平日なら出社前、休日なら外出前か、引きこもる日なら二度寝しなかった午前中が多い。ながら見が基本であり(特に平日なら時間が限られているのもあるが)、休日でも何もしない日*3の時間潰しに見ることが多い。つまり私にとって、抜きん出て好きな作品*4以外のアニメはジャンクフードに過ぎなかったのだ。片手間にポテチを摘むようにアニメを見る。片手間とは言えポテチやピザは「おやつを食べたぞ」「ガッツリしたものを食べたぞ」という満足感は確かに得られる。あと味が大仰で美味というか「ウマい」。同じように俗っぽいアニメ、がっこうぐらし!監獄学園ダイミダラー迷家(これは俗っぽいというよりもなんだかよく分からない、着地点も不明瞭な作品だったが嫌いではない)や競女やVDMや、今期ならこのすばのような作品は視聴後に「アニメを見たぞ」という満足感のようなものを得ることができる。あとこれらのアニメは割と面白かった(ネタ的な意味でも)。しかしこの数年ですっかりそういうアニメを見る頻度が少なくなってしまった。放映されているアニメの本数自体も減少しているのかもしれないが、数年前までは毎朝アニメを2本は見てから出社し、曜日によっては帰宅後にもう1本見るなんてこともあったように思う。丁度1年前の2016年1〜3月期のアニメを調べてみると、僕街プリスト暗殺2期落語1期ラクロジDWグリムガル亜人1期と、物によってはラストの展開を覚えていない作品もあるが完走したもので一応8本と、2クール目も視聴していたHQと松があるため計10本見ていたようだ。それが現在では2クール目に突入した将棋のアニメも含めて6本。1年前のクールでもいくつか脱落したアニメがあったことを考えると、これらのアニメも最後まで完走できるとは限らない。どうして私はアニメを見なくなったのか。

 

一つに考えられるのは、これまでたくさんのアニメを見てきた故に、あらすじやキャラデザを見ただけで「またこの手のパターンか」と大凡の展開や作風を予想できるようになってしまい、単純に言えばアニメに対して「飽き」てしまったということだ。先に挙げたガヴリールドロップアウトの視聴を辞めたのが正にその例だ。みんなの模範の優等生天使が人間界で娯楽を知って、ここまで酷いのはなんだかんだでなかなかいないぞと思うぐらいに堕落するまでは面白かった。しかしその後見た2話ではぐだぐだ系女子(元優等生の天使)と優等生女子(一応悪魔)と腹黒系女子といじられ系女子の、よくある日常系の物語になっていたし、ああこの先もこの作風が続いていくんだろうな、「またこのパターンか」と落胆すら覚えた。朝の支度の片手間にしか見ないようなアニメなら、お決まりのパターンでもとりあえず画面を点けておけばいいだろうに、それすらも私は辞めてしまった。ジャンクフードを食べ過ぎて胸焼けを起こすようになってしまったのだ。歳だ。そう、おそらく私がアニメを見なくなってしまったもう一つの理由は、歳を取ってしまったからだ。

 

つい最近同年代のフォロワーが、「歳のせいか自ジャンル以外のコンテンツへの興味が薄くなってしまった」ということを呟いていた。アニメに飽きてしまった以外にも、私も歳のせいなのか多方面への興味のアンテナが鈍ってしまったのだ。加えて去年の一年間は、自ジャンルであるテニスの王子様が途轍もなく活発で潤っていた年だった。ただでさえヒトフェスチャリティーライブテニフェスと賑わっていたところに、一昨年の末に出戻ってしまったテニミュがあった。目の前に(私にとっての)ご馳走がこんなにあるのにジャンクフード食ってる場合じゃねえ!アニメ見てる暇があるならキャラソン聴きながらおけぴと睨めっこだ!予習をしながらチケット増やせ!という具合だ。そうしている間に私の舌は肥えてしまった(研ぎ澄まされた)──のではなく寧ろその反対で、自ジャンル以外のオタク活動へのアンテナ感度が鈍ってしまったのだ。感度も鈍ってしまったし、興味も薄れてしまった。証拠に私はラブライブサンシャインを最初と最後の数話ずつしか見なかったし、一応全期見てきたペダルの現在放映中の最新アニメもチェックしていない。

 

こうしてオタクは少しずつ漫画やアニメから卒業していくのだろうか。工業製品の如く量産される類似作品による飽きと、自身の加齢による他ジャンルへの興味の薄れ、或いは精神的な体力の減退。特定の作品にハマって浪費するのはテニスだけで充分だとしても、もっと色んな作品を、ジャンクフードを鱈腹味わえるオタクのままで在りたかったなあと、今の、そしてこれからのオタクとしての自分を寂しく思う。とりあえず今はハイスペ幼女のあおちゃんが実はCV鳥海のリーマンなんだぞということに思いを馳せながら、アクエリアス片手に(※これを書いている時の私はインフルエンザで自室とトイレ以外から出してもらえない生活を余儀なくされています)幼女戦記を見ることにしよう。

 

*1:ラノベ原作とかエロゲ原作とか日常系とかおっぱいとか俺TUEEE系だったりトンデモ設定盛り合わせだったりハーレム要素が強かったりヒロインが開始1分半で脱いだり

*2:それを言ったら私の愛するテニスの王子様もテニスのルールが分からなくても何ら問題はないからな

*3:性質がマジモンの引きこもりなので週一で家にこもって何の予定も組まない日がないと死ぬ

*4:気になる方もいらっしゃるかもしれないので一応列挙するとウテナカレイドスターぱにぽに喰霊エルフェンリート妄想代理人など、舞乙HiMEも好きだけど全話は見てないと思うし栗の子には声優業もやってほしかった